
やりたいことを見つける近道は?
「やりたいことを見つけたい」。そう思うのに、なかなか見つからない…。もしかしたら、私たちは無意識のうちに自分の感情にフタをして、本当に感じていることを置き去りにしてきたのかもしれません。
親の期待、上司の指示、誰かに認められたい気持ち、お金のため……。様々な理由をつけて、本当はやりたくないことを続けてしまう。それは決して「悪い」「いけない」ことではありません。当時のあなたにとっては、それが最善の選択だったはずです。そうすることで、生活が安定したり、昇進したり、人脈が広がったり、何かを得てきたはずです。過去の自分を責めるのではなく、「仕方なかったんだよね」と受け入れてあげましょう。
過去は過ぎ去りました。今、あなたが思い出す過去は、もしかしたら少し美化された幻想かもしれません。大切なのは、これからどう生きたいか、ということです。
自分の性格や人柄はそう簡単に変わるものではありません。しかし、出来事に対する思考パターン、つまり「ものの見方」は変えられます。
もし「やりたいこと」が見つからないと感じているなら、まずは「やりたくないこと」に目を向けてみることをお勧めします。
「やりたくないこと」から目を背けない
「やりたくないこと」を見つけるために、まずは自分の心に静かに問いかけてみましょう。例えば、仕事の依頼が来た時、収入には繋がるかもしれないけれど、相手との会話に何か違和感を覚える。そんな時、立ち止まって考えてみてください。その違和感は何なのか?
そのヒントになるのが、「自分にとって本音で大切なこと」、つまり「最高価値」です。
例えば、あなたの最高価値が「丁寧さ」だとします。相手の態度が雑だったり、一方的だったりすると、無意識に「何か違う」と感じるはずです。一方で、相手の最高価値が「効率」であれば、丁寧すぎるあなたは「まどろっこしい」と感じるかもしれません。
人は皆、それぞれの最高価値に基づいて行動しています。だから、自分の最高価値に照らして違和感を感じるなら、その案件を断るという決断に罪悪感を持つ必要はありません。それは、あなたにとって本当に大切なものを守るための選択です。あなたが断ることで、相手はより相性の良い相手と出会える可能性も生まれます。
「自分にとって本音で大切なものは何か?」
「やりたいこと」や、「やりたくないこと」を探るためには、「自分にとって本音で大切なことは何か」を知ることが重要です。私がこの考え方に出会ったのは、心理学博士・公認心理師である古宮昇先生が提唱するディマティーニメソッドの最高価値ワークでした。(参考書籍:「あきらめる勇気 古宮昇著」)
もしあなたが、本当にやりたいことを見つけたいと願うなら、最初に自分の心と深く向き合い、問いかけてみてください。「私にとって、本音で本当に大切なことは何だろう?」と。
次に、「これは違うな」と感じることを意識的に見つけて、思い切って手放してみましょう。 まるで、不要なものをそぎ落としていくように。そうして残ったものの中にこそ、あなたが本当にやりたいことが見えてくるはずです。」


